湯来温泉〜太田川流域
広島の温泉で有名なものといえば、湯来温泉である。今回は、広島市内から出発し保養とドライブを兼ねて湯来温泉に行くことにした。

湯来温泉は、広島市佐伯区にある。広島市、とはよくいったもので、その実は広域合併による佐伯郡湯来町だったところである。この湯来温泉、鉄道利用ではかなり行きづらい位置にあるため、車を導入した暁には必ず自らの足で行ってやろうと考えていたところである。

そもそも広島市内から湯来温泉に行くには、魚切ダムを経由しないといけない、というか道がないのだが、そこに至るまで大まかに3つくらいの選択肢がある。
1.広島高速4号線経由
2.己斐峠経由
3.城山経由
4.広島高速交通沿い経由
今回は、己斐峠経由のルートを選ぶことにした。
己斐といえばボンバス。ボンバスといえば己斐。かつては広電バスが走っていたところに広電バスは子会社をつくり、そこにボンバスを投入した。
団地のなかをぐねぐねと走り回ると、
己斐峠である。広島高速ができる前は、免許センターにいくバス路線はここしかなかったため、ここを広電バスの大型車体がぐいぐいと攻めの走りを展開していた。懐かしい。今はボンバスの天下。
開けているところには、いい道が広がっている。石内BP。
あとは、広島r41→R433と走れば、案内に従って湯来温泉が現れる。
今回入湯したのは、国民宿舎湯来温泉「湯来ロッジ」である。入り口から入ると券売機で入浴券を購入するようになっている仕組み。風呂はその形態によって「大浴場」「全身湯」「座り湯」「打たせ湯」「遠赤外線サウナ」などにわかれ、まぁまぁの施設である。窓が開いていて、水内川のせせらぎが聞こえる。放射能泉。
いい感じにあったまったところで、来た道を引き返すのは芸がないかと思って地図を見ていたら、湯来温泉から少し走れば可部線の廃線跡を見られることが判明。そちらに向かうことにする。
R433→R191と太田川方面に向かえば、可部北線の廃線跡にぶつかる。
田之尻駅跡。
一面一線のコンクリート製ホームは、まさにローカル線のそれである。レールだけがない、というのがなかなか痛い。
川のせせらぎは昔から変わらぬ音を奏でる。
浜田への夢、いづこ。
止まっている時をかみしめながら、改めて帰途についた。

たぶん旅