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突撃 喫茶マウンテン
せっかく名古屋に行ったので、名古屋の裏名所と呼ばれる「喫茶マウンテン 」に行ってきた。
 昨夜の名阪往復劇から一夜明けたある朝、大阪からつれてきた康成、名古屋の班員Tとともに、喫茶マウンテンに午前の食事をしに行った。

喫茶マウンテンに行くために、我々は名古屋の市バスにのった。最寄りのバス停から降りて歩くこと数十分、喫茶マウンテンはそこにあった。

 
 
山小屋風のこの喫茶店は、名古屋大学がある丘陵に存在しており、南山大学、名古屋大学の学生はもとより、各方面からファンが集うという話だ。


 
 
この日はカープが勝った翌日である。スポーツ新聞を広げると、そこには、4番シーツが2アウト満塁からセーフティーバントを決める瞬間の写真が掲載されていた。
そのほか、スポーツ新聞だけに、2軍戦のメンバー、スコアまでばっちり。


 この喫茶店の売りはなんといってもそのメニューである。
 安くて量が多いのはさることながら、ここのメニューには、摩訶不思議なものが多い。

 この喫茶店のメニューを特徴づけるものは、スパゲッティとピラフ。
 その中の一つが、「甘口スパ」と呼ばれるもの。
 甘ったるく、餡や生クリームののった、きらびやかな原色のスパゲッティ。

 しかし、班員Tの猛烈な反対と、これがその日のブレックファストであることを考慮して、「甘口スパ」は、「今回」は見送ることとなった。

 そして、各人は極めて妥当なものを注文した。

 
 
木谷:サボテンピラフ
ピーマンのようにみえるのは、サボテンを細く刻んだもの。

 
 
ストロングコーヒー

 
 
班員T:ツナクリームピラフ
ピラフにホワイトクリームとツナ缶のツナがべっとりと盛られている。

 
 
康成:コスモスパ(ご飯、卵付き)
あつい湯気がコスモの象徴なのか?


 この中で、班員Tのツナクリームピラフは妥当な選択であった。彼は喫茶マウンテン経験者であり、どのメニューを選べばまともな食事ができるかをよく心得ていた。

 私のストロングコーヒーも、食後に持ってきてくれといったのに、なぜか食前に持ってこられたことを除けば、とてもよいものだった。コーヒーは普通の喫茶店のそれとして、とくに味は、例えば、コメダコーヒーのそれと、あんまり変化はなかった。



 しかし、微妙だったのは、サボテンピラフ。
 サボテンの食感と舌触り、味が何ともいえなかった。
細く刻んであるそれは、ピーマンだと思えば食べられないことも無かったが、大きなサボテンの塊が、一つ二つ、ぼんぼんと盛られているのを見て、ちょっとどきっとした。
それをかんだときに出てくるサボテンの汁が、米と混じり合い、酸っぱいような、無機質なような、なんだか変な味がした。



 それよりも悲劇的だったのが、康成のコスモスパである。

 鍋焼きスパゲッティ煮込み風、という感じであるその食べ物には、なぜか卵とご飯がセットになっているものがあった。
溶き卵に煮込みのスープがしみこんだスパゲッティの麺を絡めつつ食べるそれは、煮込みの糸こんにゃくがスパゲッティに取って代わり、量が5割増くらいになったものを容易に連想させた。


 こうやって食事している間にも、マウンテンには客が次々とやってくる。

 そして、各テーブルで感嘆の声が上がり、降参の声が上がり、忘れられぬ印象を与えた、という声が上がる。マスターは、おそらくその反応を横目で見ながらおそらくほくそ笑んでいることであろう。
 そうして、約30分かけて、我々はそれらを完食した。
この店では、注文したメニューを完食することを、「登頂する」といい、完食できなかったことを「遭難」と呼んだ。

康成だけはどうしても一人でコスモスパをすべて食べ尽くすことができず、我々の助力によってコスモスパの登頂に成功した。


 こうして我々は、喫茶マウンテンをあとにした。



 しかし、康成にとって、コスモスパはかなりの衝撃だったらしく、しばらくは麺類は食べられない、とまでの発言を言わせるに至った。

 それは、康成を撮影したこの写真を見て頂ければ、容易に想像できるであろう。
 



おまけ。
 
 
隣のテーブルの中の一人も、甘口スパを注文していた。これは下げる前の皿を撮影したもの。
おおよそ6合目くらいで遭難している。
それをみて、そのテーブルの後ろに座っている人が「負け組の食卓だ」と評していた。
 
 
サボテンピラフのサボテンは、自家栽培らしい。

たぶん旅