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福知山旧線跡ハイキング
武田尾散策。大阪から1時間足らずのところに自然を満喫できるところがまだ残っている。

 最初に断っておくが、我々は自己責任のもとにこのハイキングを行ったということを断っておきたい。自然はそんなに甘くない。人の手が昔入っていたとするならなおさらである。

 さて、堅苦しいおきまりの話しはさておいて、我々が行ったところは、宝塚の武田尾というところにある、福知山線の旧線跡である。この旧線跡は、福知山線の電化複線化に伴う高速化により昭和61年に廃止されたが、地域に残っている自然ゆえに、人が寄り集まった結果、事実的なハイキングコースとなっている所である。



生瀬側の入り口に立てかけてあるJR西日本の立て看板。実際は黙認状態なのだが。





近くには、中国自動車道が走っている。


 我々はただ歩いているだけだが、都会での道を歩いているのとは又別の感じである。歩く速さはやや遅めである。ゆっくり、ゆっくり。



昔はここを気動車が走っていた。この写真では、まだその実感はわかぬだろう。




しばらく歩いていると、こんなものがある、煉瓦積みのトンネルはおそらく手堀であろう。


 歩いていくと、線形があまりよくないことが分かる。ここの線路は、川沿いの断崖絶壁の上に建設されたものであるから、うねっている川に沿って走っているという点で、勿論当然である。



歩き続けて、目に入るものは、原色ではなく、混色でもない、ものそのものの色のみである。足下には枕木が微妙に。







今はもう、誰にも確認されることのない、速度制限の標識。もはや、この標識をまもる必要のあるものは誰もいない。





からみつくツタと電信柱。伝えるべき電信が、電線の中を伝っていた時代が、確実にあったことを偲ばせる。そして、それが役割を確実に終えたことも。



 適当なところで、体力に任せて武庫川の方におりてみた。



武庫川の流れを下流から上流に。水はなかなか冷たそうだった。





その武庫川を、上から眺めたもの。静寂の喧噪の中を我々は歩いている。





そのうち足下に現れる枕木には、犬釘の跡がくっきりと残っていた。



 トンネルは、このあと数本続いた。トンネルの中は、勿論照明などない。トンネルの中の薄ら寒さが、そのまま暗さと重なり合っている。この旧線跡には電気など通ってないのである。懐中電灯だけが頼りである。我々が持ってきた懐中電灯は5〜6本。天井からしみ出した地下水が首筋にひやりと冷たい。



数本トンネルを抜けたあと、我々の視界に入ってきたのが、トラス橋である。ここで武庫川を渡るらしい。人は、保線用の通路から、通行可能である。





橋を渡りきったところ。トラス橋の赤は、人の手を離れてしまっていた。





武田尾が近付いてくると、この廃線跡は宝塚市によって整備されて、公園に変わっているのだが、それでも、名残は残っている。





振り返ればこの通り。





このハイキングの一応のゴールはここと云うことになるのであろうか。




たぶん旅